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京都・初秋の1日旅 [旅行「日帰り・小旅行」(含)]

 「芸術の秋」を初秋の京都、1日旅で満喫してきました。
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京都国立博物館
 明治古都館「国宝 鳥獣戯画と高山寺」
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 平成知新館「京へのいざない」長谷川等伯、狩野永徳、野々村仁清、尾形乾山等の作品展示
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細見美術館
  毛織物で材を成した、細見家三代が収集した古美術品を展示してある。
 琳派や伊藤若冲などの江戸絵画や仏画・仏像・仏具、等々、日本美術の殆どの分野にわたり重要文化財指定物件、重要美術品認定物件を多数保有している。今回は企画展のなかで「鍋島焼」が目を引き、特に「色鍋島」や「鍋島染付」などの優品を多く見ることができました。
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相国寺
 「承天閣美術館
 臨済宗相国寺派の総本山・相国寺の境内にある美術館。相国寺が伊藤若冲ゆかりの寺院であるため伊藤若冲の作品で知られていますが、千利休などとも関係が深いこともあり茶道関連も充実。所蔵品には、長谷川等伯や円山応挙、狩野探幽、伊藤若冲など、相国寺にゆかりのあるそうそうたる面々の作品が数多く収められています。
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 「法堂 蟠龍図」(鳴き龍・八方睨みの龍)
 相国寺の法堂は現存する我が国最古の法堂、天井には、くるりと体を丸めた龍=蟠龍(ばんりゅう)が描かれている。龍は仏法を守護する瑞獣であり禅宗では特に重んじられ、龍神は水をつかさどることから「火災から守る」という意味も込められています。近世に建てられた禅寺の法堂の天井にはたいていは蟠龍図が描かれている。相国寺の蟠龍図は直径約9メートル、狩野永徳の長男、狩野光信の筆によるもの。
 相国寺法堂の天井はドーム型構造なので、多重反響現象(フラッターエコー)が起こり、堂内いっぱいに、迫力ある音がはね返ってくる。 法堂は仏法を大衆に説く場所であり、昔はマイクが無かったので、講義をされるお坊さんの声が、しっかりと聞こえるように建物内の音を反響させるように設計していたのでしょう。なので、この龍の真下(ドーム型天井の中心)で手をたたいてみよう。少しでも龍の顔(天井中心)の部分をはずれると、龍(叩いた手の音)は反応しないが、真下で手を叩くと天井~床と音が響くので、これを「鳴き龍」と云う所以だそうです。 更にこの蟠龍図は、「八方にらみの目」のため、お堂のどの位置からでも睨まれた感じがします。また、見る角度により龍の体勢が異なって見え、人間の目の錯覚を上手に利用しています。建築技術や描き方等、先人の知恵にもただただ敬服するばかりでした。
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 「法華観音図
 方丈室中の間にかかっている軸物は観音菩薩で、江戸の文化年間に活躍した加藤信清によるものです。すべて観音経の経文の文字によって画かれています。襖絵も見ることができました。
10相国寺方丈.JPG11相国寺方丈.JPG12相国寺方丈.JPG

大徳寺
 大徳寺、秋の特別公開でした。
 「法堂天井画」(鳴き龍)
 狩野探幽35歳の筆によるもので、最初期の力作である。また、手を叩くと龍の鳴き声が聞こえるように響く「鳴き龍」ですが、内部へは入ることが出来ませんでした。
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 「本坊 襖絵
 方丈は国宝であり、江戸時代初期を代表する枯山水である方丈庭園は日本に36件のみ存在する特別名勝に指定されています。方丈内の襖絵八十余面(重文)はすべて狩野探幽筆.。
 大徳寺の唐門(重分)は「日ぐらしの門」とも呼ばれ、豊臣秀吉が聚楽第にあったものを移築、全体を覆う華麗な彫刻が特徴で、鯉や鶴、孔雀などの動物や鳳凰など、又雲や波など自然の風景を極彩色の彫刻で表していて桃山時代の姿を如実に見ることがで、金具には菊や唐草などの繊細な文様が施されています。3年かけて修復し、 建立当時の色合いと輝で美しかった。
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直會撰(なおらいせん)
 「とり市老舗」の直営店としてオープン。
 京都では有名な松茸販売店、創業100年の四季特撰京野菜専門店「とり市」と道を挟んで向かい側に、「直會撰」はあります。店先には京野菜の加工品や京漬物の代名詞でもある千枚漬などが売られており料理店へは、この売店の左側から店奥の方に進んだその先に料理店へと続く入口がありますので、少し分かりにくいようです。
 料理店の通常メニューは特に際立ったものはありません。しかし季節によって(特に春と秋)「朝取りの筍」や「丹波の松茸」等を、向かい側の「とり市」さんで、自分の見立てで購入し持ち込むことが出来ます。焼き筍や焼き松茸等は最高です。今回は旬の松茸を備長炭&七輪で焼き、「かぼす」と、真っ白なパウダー状の宮古島産「雪塩」で食す「焼き松茸」を頂きました。
お店の名前である「直會撰」の「なおらい」撰の「直会」とは、神さまにお供えした、御神酒や神饌(しんせん=神への供え物)を祭典終了後にお下げして、これを祭典に関わった者たちで共にいただくことで、平たく言えば、神事終了後の宴会(打ち上げ)でしょうか。京野菜を神へのお供え物の如く、真心を込めて育て、感謝を込めて収穫し、それらを店に仕入れ(お供え)、我々はそれらを選び(撰)店で頂く、まさに「直會撰」ですね。私なりの解釈で?違う意味があるのかも知りません!違ったら「ごめんなさい」。
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