美味しいお店 Ｎｏ５７ 鎌倉 扇ガ谷

「Ｊｕａｎ　Ｌｅｓ　Ｐｉｎｓ」（ジュアン・レ・パン） フレンチ

住　所：鎌倉市扇ガ谷１－１４－８ ＜地　図＞
電　話：０４６７―２５―１１５０
営　業：１１：３０～１５：００、１７：３０～２３：００（２２時以降入店可）
定休日：日曜日

　店名「Ｊｕａｎ　Ｌｅｓ　Ｐｉｎｓ」は、南フランスのニースとカンヌとの中間の地中海沿岸に三浦半島を彷彿とさせる半島が、その半島の鎌倉と思われる場所に「Juan Les Pins」と云う町が有ります。正しく、南仏、地中海の鎌倉です。店名の由来はここから来ているようですね。
　お店は、鎌倉駅西口からスパーの「紀ノ国屋」前の信号を右折、「寿福寺」、「英勝寺」の手前右側、駅から徒歩７分です。お店の扉を開けると直ぐに中扉、更にその扉の向こうには、非日常の豊かな時の流れを演出する素晴らしい空間が広がり、贅沢な高い天井は更にその空気感を倍増させる効果を生み出しています。一軒家レストランで敷居が高く思われますが、カウンター（最大６名、通常４名）もあり、気楽にお一人で、グラスワイン一杯(７００円〜)から楽しむ事も出来る。他には、６人掛けのテーブルと４人掛けのテーブルと、清潔感溢れるこぢんまりとしたお店です。店内に入ると誰でもが気になる、ウォークインセラーが！ボルドーやブルゴーニュ―は勿論の事、拘りのワインが約１千本、手に取ってみる事も出来ます。

　
　オーナーの鈴木雅晴氏は、カメラの世界的トップメーカーのC社にお勤め、海外での多くの体験・経験を礎にしてお店を立ち上げ、今年で３年目を迎えられました。学生時代からテニスをされ、私と同じ鎌倉ローンテニス倶楽部の会員。彼のビジネスを支えるのは、シェフの小村建次氏とソムリエの及川典久氏。
（写真左から、オーナー鈴木氏、シェフ小村健次氏、ソムリエ及川典久氏）

　　　　

　小村シェフは、紀尾井町にあるブラッセリ―としても名高い「オーバカナル」をはじめ都内の数か所のレストランのシェフを務めた経歴をお持ちで、身近な食材で驚きと感動のあるワインとのベストなマリアージュを提供されています。シェフの遊び心のある料理は、伝統的な素材や調理方法を守りながらもカジュアル感がある。フランス料理は、ちょっと苦手と思っている方にでも、食べやすい工夫が成されています。
　ソムリエの及川氏は、鎌倉で唯一、「シニアソムリエ」の資格をお持ちです。お料理とチーズ(常時８種類以上)とのベストマリアージュを演出して下さいます。食前酒から、食後酒まで何でも気軽に相談して見て下さい。そしてお店では毎月「ワイン会」や「シャンパーニュの会」等のイベントがあり、及川氏が丁寧にワインの説明をして下さいますので、興味のある方はお店のHPをチェックし、参加してみて下さい。

　　　　

　料理は、毎月テーマが変わります。ランチ￥4.500とディナー￥8.000のお任せコースです。
今回お邪魔した、７月のディナーは、（HPのメニュー参照）写真上段左から順に・・
＊鎌倉市場からの彩どりサラダ　
＊南仏野菜とモッツァレラチーズ、バジルのパートブリック包み焼き　
＊焼きナスと相模湾産真サバのマリネ
＊相模湾産いさきとフランス産ムール貝とういきょうのナージュ
＊フォワグラときのこを包んだフランス産うずらのファルシ、リゾット添え
＊梨県産白桃のカルパッチョとフランボワーズのコントラスト
＊するめ烏賊のソテー、ワタと墨のサルミソース
＊コーヒー、紅茶＆シナモンのマドレーヌ、メレンゲ、パートドフリュイ
＊自家製のパンとバター。
　ランチやディナーでも、そして食後にワインだけを飲みに行くワインバー的に訪れるも良し、落ち着いた家庭的な雰囲気の中で、素敵な一時を楽しみに行ってみてください、是非。

　　　　

　　　　

　今回持ち込ませて頂いたワインは
「ＣＨ、ゾルム・ド・ペズ」ボルッドーメドック地区にある５級「ＣＨ、ランシュ・バージュ」と同じ所有者。カベルネ・ソーヴィニオン主体のワイン。コストパフォーマンスの良いワインです。
「ＣＨ、パルメ」ボルドーマルゴー村の３級ワイン、カベルネソーヴィニオンとメルロー主体のワイン。
そして、お店で出されるガス入りの水は、天然微炭酸ナチュラルミネラウォーター『ＣＨＡＴＥＬＤＯＮ（シャテルドン）』「太陽王の水」、「水のドンペリニョン」などと称される、話題のお水です。