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京都「京の冬の旅 非公開文化財特別公開」2015年 [旅行「日帰り・小旅行」(含)]

京の冬の旅 非公開文化財特別公開」その3(前回に続く)

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5)龍安寺 
 京都市内の北西部、金閣寺から「きぬかけの路」を西に嵐山に向かう途中、仁和寺の手前です。龍安寺の地は、藤原北家の流れを汲む徳大寺家の山荘であった所を、細川勝元が譲り受けたものですが、応仁の乱で焼失してしまいますが、再興され、方丈や石庭が造られたと言われています。1975年にエリザベス女王が日本を公式訪問した際に、龍安寺の石庭を見学され絶賛した事が海外メディアでも報道された事もあり、昨今では日本文化のブームも影響し、日本人より海外観光客の方が多いと言われています。
仏殿 雲竜図
 龍安寺仏殿の天井には墨と金泥で「雲龍図」が描かれており、その奥の昭堂には慶派の作と伝わる本尊「釈迦如来像」が安置されています。有名な枯山水の石庭がある方丈には、「臥竜梅」 まるで竜が横たわるような梅の襖絵です。

6)東寺
 東寺は正しくは教王護国寺といい、平安建都の際、都の南玄関、羅城門の東に作られた。後に空海が賜り、密教の根本道場(こんぽんどうじょう)とし、今に至る。五重塔(国宝)は、京都駅前のビルの林立する中で木造建築の美を際立たせてそびえたつ。 高さ57メートルの日本最高の塔で、1643(寛永20)年に、徳川家光が再建奉納したもの。
金堂(国宝)
 東寺の金堂内には中央に「薬師如来坐像」と両脇には「日光菩薩」、「月光菩薩」、薬師如来坐像台座の周囲には「十二神将」を配しています。これらを称して「薬師三尊像」と云い、すべて重要文化財です。

講堂 立体曼荼羅 
 東寺講堂内の、立体曼荼羅は如来部(五智如来)、菩薩部(五菩薩)、明王部(五大明王)の群から構成されています。如来群は大日如来を中心として阿閦如来・宝生如来・阿弥陀如来・不空成就で構成され、この五尊は五智如来(金剛界の五仏)と呼ばれています。その三群の仏達を取り囲むように四天王、帝釈天、梵天が配置され、合計21体の仏像によって講堂内は外の世界とは異なり、厳粛な空気が漂っています。
東寺講堂 (1).jpg東寺講堂 (3)立体曼荼羅.jpg東寺講堂 (2)十二神将.jpg

五重塔 
 当時の世界遺産にも登録された真言宗総本山。国宝の五重塔は、木造建築物として日本一の高さを誇ります。通常非公開の初層内部は極彩色に彩られた密教空間が広がっています。




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