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熱海「ヴィラ・デル・ソル」 [旅行「日帰り・小旅行」(含)]

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 先日、熱海方面への小旅行の祭、「界 熱海」に宿泊し、ディナーは別館「VILLA DEL SOL」で頂きました。場所柄、海野幸をふんだんに使った素晴らしいフルコースでした。
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「南葵文庫」~「ヴィラ・デル・ソル・太陽の館」の変遷
紀州徳川家15代徳川頼倫(よりみち)は、1899年東京麻布の邸内に洋風の図書館を建設し「南紀」と徳川家の家紋「葵」にちなんで「南葵文庫(なんきぶんこ)」と命名しました。関東大震災後、12万冊の全蔵書を寄贈して閉館。紀州徳川家16代頼貞(よりさだ)の大磯別荘として移築され「VILLA DEL SOL(ヴィラ・デル・ソル)・太陽の館」と名付けられました。その後、旧野村財閥創始者の野村徳七から熱海老舗旅館「蓬莱(ほうらい)」が譲り受け、1987(昭和62)年熱海・伊豆山の「熱海のビーナスライン」沿いに海を見下ろす位置へ移築し、ホテル「ヴィラ・デル・ソル」として親しまれ、現在は「界熱海」の別館となっている。この由緒ある建物については「和歌山県立博物館ニュース」で詳細をご覧下さい。
 メインダイニングの天井は明治期の洋風建築に見られる木目張り、テーブルセットの「カトラリー」は「Christofle」のセット、ベースのディナープレイトは「大倉陶園」の特注品、「ジノリ」の食器、是等全ては素晴らしいディナータイムを演出しています。
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 ディナーのスタート「蒸し鮑」はチコリやアワビの肝を添えて。数種類の「きのこのソテー」。焦がしバターと海老味噌ソースの「伊勢海老ソテー」。
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 続いて「焼きはまぐり」ですが、殻が開かないよう貝殻の腱を切り、密閉状態で焼くと貝汁が溢れず「うまみ」を閉じ込めて焼きあがり柔らかな身と最高のマッチングでした。隣にはサザエのガーリックバター。そして「魚介スープ」、蟹味噌風味、塩味、磯の香り等は南仏で修行をなさったシェフならではの一品。焼き魚ならぬ「真鯛のグリル」も薄塩仕立てのフレンチテイストの絶品、まさしく熱海ならではのフルコース。嘗てニースやモナコで食べた南仏での魚介を中心とした料理を彷彿とさせるディナーでした。
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 仕上げは、チーズの盛り合わせとデザート2品。地産のオレンジ、ベリーといった酸味のある果物にアールグレー・ダージリンティーといった紅茶をブレンドしたソースで。もう1品はイチジクのクラフティー(焼き菓子)でした。共に食後酒にマッチするもので、本来ならば樽の香りが残るマールを所望したのですが、サッシカイヤのグラッパだったのが一寸残念。
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 今回のディナーはフランスボルドー地方のマルゴー村の「Chateau Cantenac Brown.」。

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