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「空也」の最中  東京銀座 [グルメ]

空也」 [電話]03-3571-3304 
〒104-0061東京都中央区銀座6-7-19<地図
予約は、1週間前でも1ヶ月前でもOK
営業時間 10:00-17:00 土曜日16時
定休日 日曜・祝

 数寄屋橋通から並木通りに入り新橋方面に向かって左側歩道を歩くと、シャネル、三笠会館を過ぎ、右側に風月堂の喫茶店が見えて来たら、その向い側に「空也」は有ります。
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 「空也」は、明治17年に上野池の端に創業。戦災で焼失後、昭和24年に銀座に移り、たくさんの文化人に愛されてきたお店だそうです。正面には、「海神丸」や「秀吉と利休」で有名な、大分県臼杵市出身の文豪・野上弥生子によって書かれた屋号の看板が掲げられている。夏目漱石の代表作の一つ『我輩は猫である』にも「空也餅」が登場する程、夏目漱石が好んで通ったお店だそうで、その弟子の一人である野上弥生子にも受け継がれていたのでしょう。
空也1.png

 通常の歴史ある人気店に「ある」物が、この「空也」には全く「無い」のです。例えば。
*お店に商品の展示は全く無い。
*当日販売は殆ど無い。(全て事前予約販売、に、ラッキーすれば購入可能な日も有る)
*一日の生産量の変更は無い。(予約が沢山入ったからとて、一日の作る量は増やさない)
*機械で野大量生産は無い。
*保存料や添加物の使用は一切無い。
*地方配送は無い。
*Netや通販のシステムは無い。
*クレジットカード会社との提携が無い。
*デパート等への出店は無い。(かなり多方面から出店依頼が有るそうですけれど、全てお断りしている)
*電話の応対など、横柄さが全く無い。
*先代からの教えを今も守り続け、本筋を見失わず業務拡大の意思は無い。

 以上がお店の営業方針ですが、普通ならば「不便」で片付けられてしまいます。日本で一番面倒な「最中」ですが、箱の中には「不便なお店でごめんなさい」(という内容)が丁寧に書かれていました。決しておごり偉ぶっている訳でも無く、お店の太く筋の通った姿勢こそが明治17年から長く存在し続けている理由で、お客は納得の上支持しているのでしょう。そして、一度受けた感動をまた味わいたければ、多少の不便が有っても手に入れたいと思い、予約し銀座のお店まで出向く事をいとわないくらいの魅力を放っているお店で、その代表が「空也の最中」でしょう。
 「儲ける」という字は「信者」、信者(支持者)を多く作ることが儲けるってことなのかも知れませんね。その場の利潤を追求し、味を落としてまで機械で量産し多店舗展開する、最近はこの手の老舗が多いですね。「空也」はその様な馬鹿げた事はせず、手作業で作れるだけの個数を作って、信者(支持者)の期待を裏切らない。老舗ののれんを守り続けるには、着実に目の届く範囲で「本来の味」を守り続ける事が大切なのでしょう。
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 「空也最中」は、皮が「焦がし皮」といって、少し焦がしているので、箱を開けた途端に皮の芳ばしい香りが辺りに広がる。フタクチ(私は一口)程度の小さな最中ではあるが、その芳ばしいサクッとした皮の中には、こんもりと、よ~く練られたつぶ餡がたっぷりと入っている。餡は十勝産の小豆を使った粒餡で、甘さを抑えられた上品さがあり、いくつでも食べられる,かな?空也さんの最中は日本で一番美味いとは言いませんが、この上品さ、手土産の品格としては日本一だと思います。たとえ空也さんの名前を知らない方でも頂いて不快な思いをするかたは絶対いません。10個入り950円、銀座でこんな価格で和菓子は買えないでしょう。コストパフォーマンス抜群のこの「最中」、未食の方は是非一度ご賞味下さい。ただし当日電話して購入できる確率は10%以下ですので、銀座に出かける日に合わせて事前予約をする事をお勧めします。
「空也」の「空也もなか」はなぜ売り切れる?と「AllAboout」のグルメ版に紹介されています、ご参考までに。
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